楽々譜読み習得法 音の高さ その1 ☆ 初めの一歩

幼児期は、楽譜を読むより、耳が育つ時期。

 

だからといって、耳ばかり育てていたのでは、後々になって、楽曲が複雑になってきた時に、つまずきの元になってしまいます

 

ここでは、小さな子どもが無理なく音の高さに慣れるための、初めの一歩をご紹介します。

 

中央ドレミファソの覚え方

幼児用のピアノ教材は、中央ド付近から始まるものが多いので、チビッ子には、はじめにここを教えます。(大人の方は、ここは飛ばしてください)

 

 

 

<1> 真ん中のド

 

 

真ん中のドは、加線のおかげでみんなすぐに覚えてくれます。

 

男の子には、

 

「(加線を輪に見立てて)土星のド」

 

と教えても、よく覚えられて良いです。

 

 

<2> 真ん中のレ

 

「ぶらさがレ」

 

と覚えます。

 

紙にレモンを描かせて(描けない場合は先生が描いても○)、その周囲を丸く切り出し、洗濯ばさみでモール等の太めの糸等にぶら下げる、等の遊びをすると印象付いて良いです。

 

 

<3> 真ん中のミ

 

「おみミ」

 

と言いながら左右の手でそれぞれの耳を持ちます。

 

「お顔の真ん中から棒が出てるね」

 

と説明します。

 

紙に、丸いお顔(耳を大きめに描くのがポイント)を描き、その周囲を丸く切り出して、大きめの紙に端から端まで真っすぐにひいた線(太いペンで描いておきましょう)の上に貼り付ける、等の遊びをすると印象付けられます。

 

 

<4> 真ん中のファ

 

「ファイルにはさまるよー」

 

と言いながら、顔を音符に見立てて、左右の腕で顔を上下に挟みます。

 

その後、真ん中のファを楽譜で見せて、

 

「ファは(線と線の間に)はさまってるね」

 

と、確認します。

 

 

<5> 真ん中のソ

 

「ト音記号のおへそのソ」

 

と言いながら、ト音記号の渦巻きの真ん中(ソの音の位置)に水色の●を描いてあげます。

 

これは、下記にも記しますが、「目印の音」として度々確認します。

 

 

<6> 「低いシ」と「真ん中のレ」が混乱したら

 

この2つは上下対称なので、幼児はよく混乱します。

 

「“下”に線がある方がシだよ。“した”のシね」

 

と教えると、混乱回避できます。

 

この「低いシ」が覚えられれば、中央ドから、「ドシラソ…」とたどっていけるようになります。

 

5つのドと目印の音を覚える

加線二本つき大譜表
5つのドと、目印の音を書き込む用の五線。
加線二本つき大譜表.pdf
PDFファイル 31.9 KB
5つのド
図1
5つのドと目印のソ
図2
5つのドと目印のファソ
図3

<5つのド>

 

1. 上の大譜表をダウンロードして下さい。

 

2.「中央のド」を書き込みます。

 

  初めに、既に覚えている「真ん中のド」を書き込みます。

 

3.「高いド」「低いド」

 

  次に、両手を「ちょき」にさせて、

 

     ト音記号は【第四間(高いミ)に中指】【第三間(高いド)に人差し指】

     ヘ音記号は【第一間(低いラ)に中指】【第二間(低いド)に人差し指】

 

  を置かせ、

 

  『ト音記号の上端から2番目の“間”」が「高いド」』

  『へ音記号の下端から2番目の“間”」が「低いド」』

 

  と教え、書き込ませます。

 

4.「高い高いド」「低い低いド」

 

  3と同様、両手を「ちょき」にさせて

 

     ト音記号は【上第二線(高い高いド)に中指】【上第一線(高いラ)に人差し指】

     ヘ音記号は【下第二線(低い低いド)に中指】【下第一線(低いミ)に人差し指】

 

  を置かせ、

 

  『ト音記号の二本目の加線」が「高い高いド」』

  『へ音記号の二本目の加線」が「低い低いド」』

 

  と教え、書き込ませます。

 

 

 

<目印の音>

 

【5つのド】を書き込んだ大譜表(※図1)に、ト音記号の「真ん中のソ」と、ヘ音記号の「低いファ」(上下対象なので覚えやすい)を書き込み、一緒に覚えます。

 

 

1.ト音記号の渦巻きの中心(中央ソ)に水色の●を描き、第二線を水色でなぞります。

  (※図2)

 

2・ヘ音記号の大きい●(低いファ)の周りに、緑色で印をつけ、第四線を緑色でなぞります。

  (※図3)

 

 

上の図3のように出来上がったら、ラミネートするか、ハードケースや、クリアファイル等に入れて、レッスンで使いましょう。

 

新しい曲の音を読む時や、初見の練習で、練習曲の音域が変わった時などに参照します。

 

あると便利なグッズ


よく使う表などは、ラミネートしておくと便利ですが、機械まではちょっと…という場合は、カバーフィルムやハードケースなどに入れると使いやすいと思います。