楽々譜読み習得法 楽譜を読む前に ~「視る力」を鍛える~

 

幼児や、楽譜が苦手な子、ディスレクシア(識字障害)の子にぜひ実践してほしい、眼球の動きを円滑にするための遊びを、ピアノ教室用にアレンジしました。

 

アイコンカラーフラッシュカード

FlashCardと同じく、30枚(4オクターブ)を1セットとして作ってありますが、初めのうちは、子どもの年齢や集中力、その日の丸コンディション等に合わせて、真ん中の1オクターブのみ、ヘ音記号の2オクターブのみ、といった風に、枚数を調節して取り組ませるとよいと思います。

 

 

◇準備しよう

 

1.A4の厚めの用紙に、下記のPDFファイルを印刷し、枠線にそって切る。

 

2.ラミネート加工する。(ラミネートフィルムサイズはA7です)

 

 

ヴィジョントレーニング用Flash Card
枠線にそって切ってお使いください。
iconnote.pdf
PDFファイル 1.4 MB
厚めのA4上質紙
A4サイズ対応
ラミネーター
ラミネート
フィルムA7

◇遊び方

 

その日に使うカードを、カルタのように机や床に広げ、低い音から順番に探して、読み上げながらタッチしていきます。

 

全部取るのに何秒かかったか、毎回時間をはかって記録していきます。

 

30枚全部のうち、決まった秒数で何枚取れるかというチャレンジにしても良いです。

 

ディスレクシアの子どものヴィジョントレーニングとして用いる場合は、毎日に近い頻度でやれた方がいいので、ご家庭で取り組めるように、持ち帰り用のセットも作ってあげると良いでしょう。

 

リズムかるた

上記の「アイコンから―フラッシュカード」のリズム版ですが、こちらは、かるたと同様、先生が各カードのリズムを「読み上げ」する必要があるので、タイムは計りません

 

 

◇遊び方は、普通のかるたと同じ

 

 

先生がリズムを読み上げながら手でもたたいてあげて、該当のカードを生徒が捜してとります。

 

グループレッスン等で使用する際は、各カードを生徒の人数分用意して、全員がとれるようにする等のやり方もいいです。

 

普通の用紙に印刷する場合は左の枠線入りを、名刺印刷用(A4・クリアカット・10面)の用紙をご使用しなる場合は右側の枠線なしをお使いください。

 

   2セットずつ印刷すれば、神経衰弱もできます。

 

 

◇準備しよう

 

1.名刺ラベルまたは、厚めのA4上質紙に、下記のPDFファイルを印刷する。

 

2.ラミネート加工する。(ラミネートフィルムサイズは名刺サイズです)

 

※または、「B5ラベルシール」に下記のPDFファイルを縮小印刷し、小さめにカットして、

 「無地かるた」に貼り付けてもいいです。

 

※ラミネートした名刺カードより無地かるたにラベルを貼った方が厚みがあり扱いやすいです。

 

リズムかるた枠線入り
名刺サイズになっています。枠線が入っているので、普通のコピー用紙(A4)等に印刷して、枠線に沿って切ってください。
リズムカルタ枠線入り.pdf
PDFファイル 610.7 KB
リズムかるた枠線なし
名刺サイズ。枠線が入っていないので、市販の名刺ラベルに印刷する場合はこちらをお使いください。
リズムカルタ枠線無し.pdf
PDFファイル 1.3 MB

厚めのA4上質紙
名刺ラベル10面
クリアエッジ
名刺サイズ
ラミネート
フィルム
無地かるた
※要B5縮小
かるた作りに
便利な
B5ラベルシール

“視る”ことが苦手な子どもがいたら

上記の「かるた」遊び等で、かるたを見つける事が極端に苦手な子がいたら、それは「原始反射」と呼ばれる、“赤ちゃん時代の生き残りのための反射プログラム”の統合が上手くいっていないのかもしれません。

 

特に、二大反射と呼ばれる「恐怖麻痺反射」と「モロー反射」の影響が平時から強く出ていると、読譜だけでなく、文字、数字を初めとした、細かなものを「視る」ことが困難な場合があります。

 

詳しくは、下記の書籍をぜひ参考になさってください。

 

虹の丘音楽企画でも、準備が整い次第、原始反射の統合を、「ピアノ講師のための導入期指導法講座」の一つに加えていく予定です。

 

「一般社団法人ここ・からだ」の代表である、灰谷孝氏と、発達関連の良書を数多く出している花風社によって2016年に出版された「人間脳を育てる」。

対談形式で非常に読みやすく、内容もよく整理されていて、発達援助の決定版として今後長く支持され続けるであろう名著です。

論理から実践まで、大変丁寧かつ分かりやすく解説されており、発達障害のあるなしに関わらず、また子どもにも大人にも、「教える」事に関わる全ての方に今日から使える一冊。