◆市販の導入教材の選び方 ◆

導入期の教材は、一昔前と比べると比較にならないほど充実しています。それだけに、講師の側でその特性をよく知って、使い分けていく必要があるでしょう。

 

オリジナル曲中心の教本は、読譜力を育てるのに欠かせませんが、有名曲中心の曲集の方がモチベーションアップに繋がる場合も多く、バラン良く与えたいものです。

 

また、各巻の特徴や、掲載されている調性、拍子、音価等も、選定の基準になってくると思います。

 

レッスン開始年齢も、しっかり考慮して選ぶべきでしょう。実際に手に取って、中を見て決めるのが一番ですが、ここでは、これらの点をざっとまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。

 

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幼児期の教本を使用する際の 注意すべき点について

導入期の教本を使う際に、幼児の場合、ほとんどの教本共通で、押さえておきたいポイントがあります。それは、

 

運指

 

下記に挙げた教本の中には、運指があるものと無いものがありますが、ほとんどに共通しているのは、「真ん中のド」から始まって、高低に音域が広がっていくこと。

 

この場合、運指の指示の有無に関わらず、左右どちらも、第一指で「真ん中のド」を弾くことが想定されるわけですが…

 

ちょっと待ってください!

本当にその運指で大丈夫ですか?

 

小学生以上で始める場合は、さほど問題ない場合が多いですが、幼児の場合、早くから第一指を弾かせるのは、

 

!まむし指になる危険性が高いです!

 

とは言え、手指の発達には個人差がありますので、一度弾かせてみて、第一指のつけねの間接の状態を見て判断しましょう。

 

下の写真(左)のように、第一指のつけねがくぼんだり、第二指にくっついたりしている場合は危険信号です。

 

この場合、ピアノ脱力法メソッドで手指の関節の支えを整えつつ、初めは2番から初めて、3番4番の順に増やすのが良いと思います。

 

写真(右)の様に第一指と他の四指の間に自然な空間が保てるなら問題ありません。

 

教本の指番号で、そのまま取り組めます。