レッスンの組立て

導入期の新曲の譜読みの進め方の例

⓪~⑤の段階までを、何週間かけるのか、あるいは一回で⑤まで行けるのかは、生徒の習熟度や発達段階、年齢等により、大きく異なります。

 

また、当然全ての生徒が、この手順を踏んでいるわけではありません。

 

あくまでも、一つの事例としてお読みください。

 

 

⓪ 音符を読む前に

 

  タイトル・歌詞・イラスト等から、曲の雰囲気を想像してみましょう。

 

① リズム読み&たたき

 

● 四分の○拍子の場合のリズムの読み方

 

音 符 読み方 休 符 読み方
全音符 たーあーあーあー 全休符 うんうんうんうん
付点二分音符 たーあーあー 付点二分休符 うんうんうん
二分音符 たーあー 二分休符 うんうん
付点四分音符 たーん 付点四部休符 うーん
四分音符 たん 四部休符 うん
八分音符 八分休符

 

● 八分の○拍子の、リズムの読み方

音 符 読み方 休 符 読み方
付点四分音符 たーあーあー 付点四部休符 うんうんうん
四分音符 たーあー 四部休符 うんうん
八分音符 たん 八分休符 うん

 

  ≪一回目≫ リズムを口で言いながら、手をたたきます。

 

  ≪二回目≫ 一回目で、各音符の長さを確認できたら、メトロノームに合わせて再度。

       二回目までは、先生が、音符一つ一つを指さししてあげます。

 

  ≪三回目≫ 先生のピアノに合わせ、メロディーを意識しながら、

       「リズム読み&たたき」をします。

 

② 音の高さを読む

 

 ≪一回目≫ 先生が曲の初めから順番に音符を指さし(蓋をしたペンなどで指してもOK)

      した音名を一音ずつ読み上げる。

 

      →この時、読めない音がある時は、一覧表を参照したり、印の音を確認したり、

       して、出来るだけ、生徒自身の力で読ませるようにする。

 

 ≪二回目≫ 生徒自身が、音符を指さししながら読み上げる

 

      →この時も読めない音があれば、一覧表や目印の音を参照させつつ、

       フリクションペンで生徒自身にマークさせる。

 

 ≪三回目≫ 先生のピアノに合わせて音名唱(固定ド)させる。

 

 

③ 記号を確認する

 

  「スラー」「スタッカート」「テヌート」「f」「p」等、記号の読みと意味を確認する。

 

④ 曲想を考える

 

  どんな表現をしたいかを考え、歌で表現してみる。

 

⑤ (両手交互奏の場合)さあ、弾いてみよう!

 

 

導入期、特に幼児のレッスンの場合、課題の出し方は、その日のレッスンで「できるようになったところまで」としています。

 

例えば、一回目の譜読みで①までしかいかなければ、その週の課題は「リズム読み&たたき」まで。

 

一冊のテキストに対して、毎回1曲以上、「弾く」課題を出したければ、毎週数曲の新曲を同時進行でレッスン内で上記のような譜読みをさせることになると思います。